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ドット絵の配色理論

32ドット幅に遠慮した色の余地はありません。明度、色相の節度、コントラストの3点が良作のほぼすべてを支えます。

働くのは明度、褒められるのは色相

強いスプライトを目を細めて見ても陰影は読めます。明部・影部・要点です。これが明度(色の明るさ)で、色相選びより重要です。すべてのスプライトをグレースケールで点検しましょう。形が残れば明度は正しく、灰の汁に溶ければ何色でも救えません。

大きなグラデより小さな階調

階調とは1素材(肌・布・金属)の短い順列で、通常は影→光の3〜5段です。グラデではなく階調を作りましょう。最も暗い影、照る中間、1点の光を決め、中間はその後で検討します。素材間で段を共有すれば12色スプライトは静かに3系統になります。段が少ないほど変換経由の量子化にも強くなります。

グレーの明度階調と色相ずらし階調の比較
図:同じ明度でも豊かに読めます。増色なしの色相ずらしです。

色相ずらし:影は寒色、光は暖色へ

初心者は影に黒、光に白を足しがちで、濁りと白亜化を招きます。代わりに明度変化に合わせて色相をずらします。影は青・紫寄り、光は黄・橙寄りです。赤マントの影は赤紫に、光は暖かい橙赤になります。同じ明度幅でも読みが豊かになり、既存段を動かせば増色なしで済みます。

効かせる場所のコントラスト

小さな絵は輪郭コントラストで生きます。スプライトと背景の分離を一目で読ませます。最強の明暗差は輪郭〜背景の縁と主役(多くは顔)に取っておき、脇は近い明度でまとめます。全部が叫べば何も読めません。

暗背景と明背景上のスライムの輪郭対比
図:最強の明暗差は駒と背景の分離に取っておきます。

よくある質問

配色理論に何色必要ですか?

理論が先、数えは後です。多くは4〜16色で実践できます。色数は様式ではなく予算です。

色相ずらしとは何ですか?

明暗のみでなく、影を寒色・光を暖色へ寄せる陰影法です。増色なしで豊かに見せられます。

スプライトが濁るのはなぜですか?

ほぼ明度差の不足です。まずグレーで点検し、色相を触る前に明暗差を広げましょう。

相性の良い色はどう選びますか?

1素材ごとに短い階調を作り、暗くするだけでなく色相をずらし、色数を絞ってください。素材間で段を共有するとスプライトがまとまります。

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